⑧借金発覚編 ~住民税と年収~

社会人10年目になります。

 

この年、とうとう借金がばれました。

ばれた原因は年収と不釣り合いな住民税です。

色々と甘い、というか、もはや借金しすぎて色々なことが管理できなくなっていたのが本当のところなのでしょうが、僕は、住民税を個人で納税する選択をとっていた。

 

結果的に住民税の請求書の内容が、妻が想定していた年収に不釣り合いな多額の住民税となっており、借金がばれるに至ります。

 

この当時、いわゆる金融機関+母からの借金では足りず、友人や兄からも借金をするようになっていました。その額総額で1700万です。正直、さすがに観念しました。「もう、すべて話すしかない」、「離婚は確定、子供にもあえない、お先真っ暗」。そう考えていました。母にも正直に伝えました。「この前借りたお金では正直返せない額の借金を抱えていて、とうとう妻にばれた。今度、夫婦で話し合いの場を設けるが離婚は確定だと思う。申し訳ない、妻から連絡がくると驚くと思って事前に伝えておいた、ごめん」と正直に話した。

 

もう、実母からも見放されると覚悟していたが、この時、母から出た言葉は以外な一言だった。「そのお金をお母さんが立て替えたら家族の平和は守られるの?」

 

正直「え、まだ助かるの!逃げ道があるの!」と考えた。「やった、これで妻とやり直せる、人生やり直せる!」と思っていた。ただ、なんのプライドが邪魔したのか、兄や友人など、個人の借金はこの期におよんで隠した。

その理由は「残りの1500万を母から借りれれば、それを元手にして、200万ぐらい余裕で稼げるだろう」というものだ。

この日記を書いていて、いつも自分という人間の考えに対して驚きを隠せない。

人間の屑である、学習能力のない蚤以下の生物である、IQなんでものを持たない、低俗なヘドロの様な人間である。生きているだけで迷惑をかける、公害の様な人間である。

今でこそ、そう思えるが当時はこれで起死回生、人生一発逆転だと思っていた。

ギャンブル依存症、というか借金癖、浪費癖のある人が周りにいる方は絶対にその人にお金を貸してはいけません。そういう人達は借金をすることに麻痺しています。湯水のようにお金を借り、使い、また借りようとします。今、母もギャンブル依存症の家族会に通っていますが、そこでも母がとった行動は一切合切100%間違っていると言われていました。

 

からしても、前述した、「稼業をついでもらうためには、息子が社会的地位をしっかり保っていてほしい」という気持ちもあったのかもしれません。

共依存、マザコン野郎と息子溺愛の母によるとんだ茶番だったのである。

そんなこんなで母から借りた1500万を使って、目先の借金をひとまず返済した僕。

妻には「100万だけ投資で借金作ってたけど、もう返したから大丈夫」、「収入を嘘ついて投資に回していたのは本当にごめん」と大嘘をついた。

人生ずっと見栄を張って、嘘に嘘を重ねた虚構で塗り固めてきた自分のつく嘘は本当に上手いようで、妻はまた騙されてしまった…。

そして、妻をだました後、ひと段落した後に、再度借金をして投資をし始めたのである。

そうして、更に闇の深い、地の底の底の底に向かって進んでいった…。

 

 

ところで、どうして、こんな自分に皆がお金を貸してくれるのか。

それは、僕が嘘をついていたからです。

兄は兄で女性関係に訳あり人生を送っていた、かつ、お金にかなり余裕のある人間でした。「不倫関係がばれて、慰謝料を請求された」と言えば兄は貸してくれるんじゃないだろうか…。もはや、詐欺師の所業です。もちろん、不倫なんかしていません。というか、不倫するようなお金を持ち合わせていませんでした。兄はこの言い訳でお願いすると、「気持ちはわかる、奥さんと子供裏切るなよ」と2つ返事で貸してくれました。

 

これに味をしめた僕は、10年来の大親友にもお金の相談をします。

もちろん、「不倫をして…」と嘘をついてです。

こんな状態でも自分は「元手があればどうにか返せる、借金をどうにか返さなきゃ、元手があればどうにかなる」と考えていました。

 

 

正直、「自分は浪費癖、借金癖がある」けど、「投資をしたいわけではない、ギャンブルをしたいわけではない」から「真のギャンブル依存症ではない」と考えていました。

ただ、正直、別にギャンブル依存症であろうが、なかろうがもはや問題じゃないです。

完全な精神異常者で、金の亡者です。虚言癖のあるクソ野郎です。

 

自分が医者だったら、僕の診断名は

①虚言症 ②借金症 ③見栄っ張り症 ④借金返済能力皆無症

あたりでしょう。

 

 

借金発覚編後、真の地獄に落ちるまであと少しです。

誰かの戒め日記となれば幸いです。

だんだん乱文となってきましたが、ご容赦ください。

⑦社会人9年目 ~親族からの借金、ギャンブル依存症の典型例~

社会人9年目編です。

この頃仕事ではなかなか重要なポストを任され始めており、社会的には自分の地位はさらに上がってくるようになってきました。年収としては1000万を超える生活です。

 

しかし、その背景と裏腹に、借金は全く減らず、利息を払ってはまた借りて…の繰り返しでした。

 

僕は、毎月の給料のうち数十万を家庭に入れて、残りの金額は自分のお小遣いにする、という形で生活していた。最初は、数万円を間引いて投資にまわして妻に生活費を渡していたが、この頃には月10-20万間引いて妻に生活費を渡していた。正直、妻には「給与明細みせて」と何度も何度も言われていましたが、それをすると自分の悪行がすべてバレるため、のらりくらりとかわして生活していた。

 

妻に対しては「自分の小遣い5万+仕事で必要な雑費」を差し引いて生活費をいれている、という体で伝えていました。その生活の中で困ったことが出てきました。税金です。

「自分は5万程度をお小遣いとして間引いている、残りは妻にすべて渡している」。妻としては、これが我が家の全収入と認識して税金の準備などをしていたので、実際、月々+10-20万の収入があった場合、妻の想定を優に超える税金の徴収が出たのであった。

 

もちろん、僕は払えない。しかし、払わないと妻にばれる…。

ここもひとつの引き返す、やり直す地点だったのだろう。

でも、怒られるのが怖かった。まだ、投資で取り返せばやり直せると思っていた。

 

とうとう、僕は実母にお金を借りる相談をした。

 

 

前の回で話したように、この時点で1000万前後の借金があった。

さすがに、1000万っていうと実母に怒られる、と卑怯な姑息な僕は考えるのである。

実母に相談し、200万貸してくれないかと相談した。

実母は二つ返事でいいよと言ってくれた。「それで家族の平和が守られるなら」と。

「本当に200万で足りるの?本当はもう少しあったほうがいいんじゃないの?」とも言われた。見透かされていた。

 

なのに、やはり自分は見栄を張り、怒られることを嫌い、1000万という多額の借金があることは伝えられなかった。一体どういう計算をしたのかわからないが、ここで僕は「350万借金がある」と伝えた。おそらく「350万元手があれば増やせる!」と考えていたのであろう。

 

この「~~元手あれば増やせる!」というコメント、この日記で一体何回出てきたのであろう。ギャンブル依存症は「脳内報酬系の異常」による病気と言われている。一度勝った記憶があると、同じ程度の勝ちじゃ満足できなくなる、もっと刺激の強い勝ちが欲しくなる、結果、破綻する、というものだ。刺激が欲しくて投資をしていたわけではないが、「負け額が大きいことに慣れてしまっていた」のは間違いない。恐ろしい話だが「あー今日は5万まけか…まあ、期待値を追っかけていたらそういう日もあるか」とか、「あー今日は勝ったけど10万ぽっちか、まだまだ借金返済には程遠いな」とこの頃思っていた。その思考は、間違いなくギャンブル依存症なのだと今ならわかる。というか、何度思い返しても自分の思考回路が怖くてしょうがない。

 

 

実母から350万を借りた自分。

実は、その話の背景には「僕がいつか稼業を継ぐ」という口約束があったこともつきまとう。母としては、「借金を返してしっかりした状態で稼業を継いでほしい、稼業を継ぐ際にはどうしてもローンを組んだりすることもあるから、借金を消しておいてほしい、そうすれば、安心して稼業を継いでもらえて、母も安心して生活できる」という背景があっただろう。

 

 

言うまでもないが、その350万、もちろん税金の支払いに使った上であまりは投資に回した。そして、すぐ溶かした…。

 

 

この、実母からの借金。ギャンブル依存症の人が一番陥りやすいところ、そして、家族が一番おかしやすい間違った選択肢なのである。

一度、甘い蜜をすったギャンブル依存症の人間は、「これでやりなおそう」「もうギャンブルからは手を引く」なんて考えないのである。

仮に考えたとしても、心の奥底では「でも、もしまた何かあったら母親に助けてもらおう」という考えを生むのである。

当時、自分にその甘い意識があったのか、なかったのか、正直わからない。

無かったのだと思いたいが、深層心理ではそういう考えを持っていたのかもしれない…。

 

社会人9年目もなんとか無事?妻に借金をばれずにやりくりした僕。

社会人10年目でとうとう妻に借金がばれるのである。

 

 

この時点での借金、1550万(メガバンク700万、消費者金融300万、リボ払い200万、母350万)。正直、人生終わったと思っていましたが、まだ、更に地の底まで堕ちていきます…。

次回社会人10年目より、借金発覚編です

ここからの自分の行動変化、周りの人の自分を見る目の変化、そういったものを是非、今借金している人達に見てほしいです。

⑥社会人6年目~8年目 ~第2子生誕、地獄への墜落・バイナリーオプション~

連休ばたばたで更新できませんでした。

毎日更新を目標にしていたのに、それさえ達成できない自分はやはり自分に甘いなとつくづく嫌気がさします。

 

 

社会人6-8年目編です。

社会人5年目までにFXで作った借金は雪だるま式に増えていきました。

今まで書いたのと同じ様に、借りては返し、借りては返し…

先の見えないトンネルを進みながらも、「自分は高収入、どうにかなる、どうにかせねば、自分は今までも人生どうにかしてきた、今回も投資でどうにか取り返す」と病的な発想を持ったまま生活していました。

 

社会人6年目までは、まだそれまでと同様のスピードでの雪だるま式に借金が増える状況でした。

 

一番のイベントは社会人7年目からのことです。この年、単身赴任を命じられました。

この職場は当時の給料の1.5倍程もらえる環境でした。

 

・単身赴任になる=一人の時間ができる

・給料が上がり、投資にかけられる元金額を増やせる環境

 

社会人7年目にして、こんな恐ろしい環境がそろったのです。

そして、この年から、地獄に堕ちます。バイナリーオプションに手を出したのです。

バイナリーオプションは、素人にもわかりやすい投資方法、というかギャンブルです。

10万円かけて、一定時間後にその金額より上がっているか下がっているかを当てる。

当たれば約20万になって帰ってきた、負けたら0になる、といったものです。

 

これがよくありませんでした。FXは損切りや利確という損失/利益の幅を自分でコントロールする必要があります。自分の様な甘い人間は、「もう少し利益でるかも」とか「今は損失が出てるけどこのまま持ってたら+に転じるかも」と損失/利益のコントロールを一切できていませんでした。

 

バイナリーオプションは「損失と利益の程度は最初から決まっているから優柔不断な自分に合ってる」と、これまた異常な思考回路から手をだすようになりました。

これが本当によくなかった。

 

バイナリーオプションは本当に怖いです。投資だ、投資だ、と色々なサイトで謳われていますがが、様は昔の「半か丁か」の博打と一緒です。

正直、メンタルコントロールさえできれば、素人さんにとってはFXよりは勝ちやすいのではないかと思います(それでも負けます、推奨は一切していません)。けど、とにかく心が弱い人、すぐに負けを取り戻そうと躍起になる人がやると、一瞬で100万溶けたりすることもできます。

 

バイナリーオプションを始めたのち、すぐに借金額がとんでもないスピードをもって増えていく自覚がありました。

さすがに負債額が増えたとき、自分はこう考えました。

 

 

 

 

「早く返さないと、早くバイナリーオプションで取り返さないと」

 

 

 

 

もう、どうしようもないくず人間でした…。

また、給料があがったということは、再度あのイベントが起きます。

そう、メガバンクからの融資の誘惑」です。

今回も、もちろん融資の話に乗りました。

相変わらず、「助かった、これをもとでにすれば借金を返すチャンスになる」と思っていました。もはや、借金をすることになんの抵抗もなくなっているほど、感覚は麻痺していました。

もはやメガバンクからの融資は総量規制範囲程度まで膨れ上がりました。その間も借金は増える一方、バイナリーオプションでは負け続ける一方でした。

いよいよ、メガバンクからはもう借りれない、となった状況になりました。

もうこの時点で人として終わっている状況、地獄の底だと思っていました。

 

この状況になった場合、「もう銀行も貸してくれなくなった、終わった、もう投資をやめよう、家族に話そう、あきらめよう」と考えるのが普通だろう。

しかし、見栄張りの自分である。「どうにか隠して、返済しよう」と考えるのです。

そして、色々と画策した結果、メガバンクのカードローンは総量規制に含まれない、つまり、消費者金融に頼ればまだ借金できる、ということを知りました。

 

今思うと本当に、本当に恐ろしい話なのですが、この時点で、メガバンクから700万の借金がありました。そしてリボが200万程です。900万の借金です、意味が分かりません。こんな巨額の借金を投資で作ったにも関わらず、まだ、投資で返さなきゃ、と思っていたのです。

 

正直、返せる自信があるかと言われると、その当時はあるつもりでしたが、深層心理では「もう終わってる、どうしようもない、けど返さなきゃ…投資するしかない、もう終わってる…」という気持ちでした。もう投資でしかこんな額は取り戻せない、やるしかない…もうどうしようもないと思っていました。

 

消費者金融に連絡したところ、「高収入、総量規制範囲では全然借りていない」自分は「超優良物件」でした。100万借りれますか?と尋ねたところ「300万いいですよ」と二つ返事で言われました。こんな簡単に借りれるんだ、こんだけ元金あれば、取り返せる可能性あるだろう!と思っていました。もはや精神異常者の妄想です。頭の中では、「投資してもどうせまた負ける、もうやりたくない、もううんざりだ」という気持ちがあると同時に、「借金をばれたくない、どうにか取り返して借金を消し去りたい」と考えていました。

 

案の定、その300万もバイナリーオプションで溶けてなくなりました。

バイナリーオプション、というか、ギャンブルの恐ろしさを是非皆さん痛感してください。そして、精神異常者の思考回路がこうなんだということを知ってください。同じような考えをもっている人がもしいたら、今が引き返すチャンスです。

お願いです、「地獄への墜落」とタイトルに書きましたが、まだ、ここから地獄の底の底の底まで僕は墜落していきます。とにかくこのブログを読んで少しでも「あ、こういう考え持ったことあるな」という人がいたら、今日を最後に投資やギャンブルから手を引いてください。一人でも救われる人がいることを切に願います。

 

社会人6-8年目編、終わります。

 

 

~~~~~追記、最近の心情~~~~~

眠れない日々が続く、食事をとろうとしても進まない

今回のことで1か月で8㎏体重が減った

妻も毎日ひどい顔をしている、本当に申し訳ない、ひどいことをした

夫婦の雰囲気が悪いことで子供たちにも悪影響を与えている

家族のために、自分はいない方がいいのではないのだろうか

 

また、妻の笑っている姿が見たい

本当に取り返しのつかないことをした

許されるなら、一生をかけて妻につぐないたい

⑥社会人4年目~5年目 ~第1子生誕、想像以上の出費~

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

皆さま方からのスターが励みになっております。

 

社会人4年目編です。

 

今回の話は、今から子供を授かる人達に是非読んでほしいです。

特に子供を授かる上で経済的に不安がある方は是非。

 

 

社会人4年目は前年度と同じ職場で手取りは50万程度のままであった。

相変わらず、FXでちゃくちゃくと借金を重ねていっていたが、どうにか取り返せないと、と気ばかり焦り、ネット情報で勉強したりしつづけていた。

 

まず、そもそもネットの情報で勝てるようになるなら世話ないのである。

無料でgoogleに落ちている内容を学んで、知った気になって投資して負けて…

典型的な負け組の行動だったと思い返される。

この記載は、決して有料のFX講座を受けるべきとか言っているわけではない。

有料であれ、無料であれ、いかに勉強しようと投資で成功できる人は限られるのは間違いない。にも拘わらず、無料のブログなどで勉強した気になって勝てるわけがないのである。

 

実生活においては、職場でのポストも確立されていき、周囲の信頼も得始めており、社会的には相変わらず成功者であった僕。とうとう第1子がこの年に生まれた。

元々子供が本当に大好きであったため、これは待望の一大イベントであった。

 

かわいくてかわいくてしょうがない第1子。

「この子の未来をつぶすわけにはいかない、FXはもうやめてまっとうに生きていこう!!」

 

 

「ここで一念発起だ!!!!」

 

 

 

 

 

 

とは、ならないのが、異常者の考えなのである。

「とうとう子供も生まれたし、いよいよ借金とかもうやめなきゃな。もう、甘い勝負は捨てて、コツコツコツコツ、FXで取り返していこう」と、異常者はそう考えてしまうのである。

 

そうはいっても、何かが急に変わるわけでもなく、負け続けた。

この年頃から、国内FXではなく、ハイレバレッジの海外FX業者を使うようになっていた。FXの知識があるかたはご存知かもしれないが、ハイレバレッジとは簡単にいうと、「ハイリスク、ハイリターン」のFXである。もちろん、素人が手を出すと、ハイリターンのみ得ることができるような代物でありさらに負け額は増えていった。

 

借金をしすぎて記憶がもはや曖昧だが、この頃たしかメガバンクから追加融資の連絡がきていたはずである。あちらからすると「こいつまあまあ高給取りの癖に毎回毎回融資額いっぱい使ってくれる超優良物件じゃん」といったところだろう。最初に僕に融資を提案してくれた人はボーナス増額されていてもおかしくないだろう。

 

融資額はうろ覚えだが200-300万あたりだったと思う。

この頃は、融資額が増えたことに優越感を覚えるというより「あ、よかった、これでまた生活できる、首の皮一枚つながった、ありがとうございます」という気持ちが強かった。当初は、「ははっ、融資させてあげよう」という気概だった僕も、さすがの弱気になってきていたのである。きっと、深層心理では「投資は向いていない、もう借金は返せない、無理だ」と自覚はしていたのかもしれない。しかし、投資以外に借金を返す方法が思いつかず、ずっと泥沼にはまっていたのである。

 

改めて言う。本来この状態になった時、``一般的な、最低限の常識をもった人間``であれば、「投資をやめて、コツコツ借金を返す」という選択肢を取ることができるのである。そうではなく、凝りもせず投資を続けていたのは、自分が借金をしていることをばれたくなかった、成功者の仮面を脱ぎたくなかったというのが一番なのであろう。FXをしたかったのか、と問われると、正直「No」だ。「怖い、また負けてしまう」という恐怖感が強かった。スマホのFXアプリで投資の結果を見るのが怖かった覚えがある。宝くじが当たって借金帳消しにできたら、投資やめられるのに…と毎日思っていた。

 

 

子供ができて、出費もとても増えた。ベビーグッズから始まり、記念日の写真館撮影、両家との食事会、などなど…。正直、お金に余裕が全くなかった自分としては、「安いベビーグッズでいいんじゃないかな…、写真館も大手じゃなくていいんじゃないかな…」とかなりけちっていた。最低の父親である。

また、我が家の第1子は夜泣きが激しく、妻も産後ということもありだいぶ精神的にも体力的にも参っていた。それが原因で衝突することも多々あった。今思えば、お金が切迫している状態がなければもっと器を大きく、妻のことを支えられたのではないかと思う。

 

 

 

お金の魔力はすごい。

人生、お金がすべてではない、死ぬこと以外かすり傷。確かにそうだろう。だが、お金がある、ない、ということは心の余裕に直でつながることも、僕は身をもって経験した。

今、借金がある人、とても毎日が曇天の様だと思います。今ならまだ間に合います。

ここで、今借金の原因となっているものから手を引いて、毎日、少しずつ返済していってください。道のりは長いかもしれませんが、少しずつ少しずつ日が照ってくると思います。

 

逆に、今のまま進むと、曇天どころではなくなります。地獄に堕ちます。今は曇天であれ、天が見えているだけいいのかもしれません。僕は今地獄の底の暗闇しか見えません。借金を返していく上で、家族に打ち明けたりしなくてはいけない人もいるかもしれません。恥ずかしい、怒られる、嫌だ、そんな気持ちがあるのは百も承知です。

ですが、今ならまだ間に合いましょう。地獄に落ちる前に家族に話して、解決策を得てください。勇気が必要ですが、僕は、心の底から応援しています。

 

 

社会人4-5年目、終わります。

⑤社会人3年目 ~いよいよ踏み込む地獄への1歩、リボ/FXとの出会い~

今回もまた、★をいくつかつけていただけました。

ありがとうございます。

 

社会人3年目編です。

 

今回の記事は、結婚式を控えてお金に困っている人、結婚生活を送る上で家計に不安がある人、そして、今FXをやろうとしている、やっている人に是非読んでほしい内容です。

 

 

社会人3年目、この年から地元に戻っての仕事となった。

ひとつ前のブログで書いていた通り、この年から奥さんと一緒に同棲を始めた。

結婚式や入籍については自分の仕事が落ち着いてからぼちぼち進めよう、という話になった。

正直、ホッとしていた。少し時間の猶予ができたら、その間に借金を返そう、もう流石に家庭を持つのだから改心せねば、と思っていた。

 

3年目からはいよいよ現場で独り立ちする様なことも増えてきて、仕事は激務だった。

働き方改革が始まる前だったということもあるが、朝6時に出勤、25時に帰宅、また朝6時に出勤、ということもよくあった。

ただ、思っていた程給料は上がらず、結婚式までに借金を返せるか、貯金を作れるか心配になっていた。

 

この頃の月の給料が手取りで40-50万、家賃・光熱費・携帯代・食費などの一般的な生活費で20万程支払っていたので、普通に生活していれば月々20万は貯められる計算だ。

20万×12か月で240万。これだけあれば借金返済はもちろんできるし、結婚資金にも少しはなる、イケるぞ!と思っていた。

 

しかし、結婚前である。

もちろん、結婚指輪や婚約指輪、顔合わせの費用だったり色々と入用の時期である。

指輪については、Totalで120万程必要だった。見栄っぱりの僕はハイブランドの指輪を買うことになんら疑いも持っていなかったが、いかんせんお金がたまっていないのである。

 

さて、どうしようかと思っていた頃、再度メガバンクから連絡があり、「手取りも増えていますし、融資枠を50→100万に枠を増やせますが、是非使ってもらえませんか?」とのことであった。

 

まさに、最高のタイミングだと思った。「融資枠」というと耳障りも悪くないかもしれないが、要は「借金額」である。ここで「融資」という言葉を使うのも、もしかしたら僕のような人間を捕まえるための手法なのかもしれない。

 

そうはいっても見栄もある。「まあ、なんかで使うかもだし、一応枠増やしといてください」というような返答をした覚えがある。そう返答しながら、増枠されたらすぐ借りていた。まさに、カモ葱である。

 

そして、それでも指輪購入資金には足りず、色々考えていた結果、クレジットカードのリボ払いに着目する。リボ払いが悪だということは認識していた。ただ「どうせこれからどんどん年収あがってお金は余ってくんだから、今この若いときの生活をキラキラさせるための借金は効率的だ」と自分に言い聞かせていた。

 

このブログを読んでいる数人の人からしたら、まったく理解不能な思考回路だと思う。

ただ、僕という人間はそういう思考をする人間なのである。異常者なのである。

無事(?)リボとメガバンクからの借金で資金調達をした僕は指輪の購入もすませ、顔合わせも済ませ、入籍を果たした。

義理の両親も「大手に勤めている彼なら安心だ」と言ってくれた。その言葉もまた、僕の見栄を満たしてくれた。

 

入籍後、仕事が忙しすぎるので結婚式は来年ぐらいにしようか、という話になった。期間としては大体9か月後程度であった。式場の見学にも何個か行き、無事に式場を決めたが前金が50万必要と言われた。妻の手前、ブライダルカウンセラーの方の手前、「あーいいよ、俺払っとくから」とまた見栄張りの発言。もちろん、リボで払った…。

 

そんなこんなで、お金が入用な状況をリボと借金でごまかしながら生活。「大丈夫、自分は大手企業勤めなんだ」、「毎年昇給するんだ」、「自分は成功者なんだから」と言い聞かせながらも、この頃から少しずつ「まずいな」という気持ちも出てきていた。

 

この「焦り」に対して、本来なら「妻に正直に話す」というのが正しい選択肢だったが、プライドが許してくれない。僕は、ネットで調べてFXに手を出すことにした。

 

ここからは典型的な人生墜落の流れである。FX開始に際し、まずは勉強をした。もともと学習成績はよく、進学校にも行っていた自分。「自分が勉強すれば、少なくとも大負けはしないだろう」とたかを括っていた。

 

よくある話だが、ビギナーズラックで最初の数か月で+10万となった。正直、余裕だと思った。「やっぱり自分は人生成功者」なんだと思った。案の定その後は負けが込む。当初は1回のエントリーで1000円、2000円と勝ったり負けたりしていたが、だんだん負けが込むと取り返そうという気持ちが出てきて4000円、5000円、そのうち数万の単位で勝ち負けを繰り返すようになった。

 

このブログを読んでいる方は上記の記載に見覚えがあるだろう。そう、パチンコ・スロットをしていた時と同じ考えなのだ。自分の使っていたFX会社では利益が出ていると青文字、損失が出ていると赤文字が出る仕様となっていた。この頃はスマホを開いちゃ、FXサイト確認、文字の色見て一喜一憂していた。赤文字に対して恐怖心というかトラウマというのもあった覚えがある。仕事で赤文字があると、「ドキッ」としていた覚えがある。

 

正直、FXを開始して数か月で負債が膨らみ、もうやめたいと思っていた。向いていない、今までよりどんどんすごいスピードでお金が減っていくことに恐怖を覚えた。しかし、今ある借金を返さねば、そのためには普通にはたらいでも最早間に合わない、このままじゃ妻にばれてしまう、そんなの嫌だ…。

 

自分を、自分の見栄を守るため、必死だった。「絶対取り返す」「この手法ならいける」「このやり方なら期待値は+だから理論上絶対勝てる」と訳の分からない根拠でFXを続けていた。

 

この頃から、よく「1日5000円勝つエントリーをしよう」「ってことは5000円×5日(FXは平日のみしか基本的にはできない)で1週間で25000円、1か月で10万円、年間120万たまる、しかも利益がでれば掛け金増やせるから…ってことは来年は年間240万いけるな」などと妄想FX勝利計算をよくしていた。第三者からしたら、あほの極み、であろう。だがしかし、こういった考えを持ってる人は多い気がする。根拠のない自信、根拠のない勝ち予想、根拠のない利益予想、それに酔いしれるのである。

 

正直、この頃からリボの残額がいくらなのか、借金の残額がいくらなのか、あまり把握できなくなっていた。それもまた病気である。

僕は今現在、ギャンブル依存症と診断され、治療を受けている。

決してギャンブルがしたいわけではなく、借金返済のための手段でFXというギャンブル性が高いものに手をだしていたのだから、厳密にはギャンブル依存症ではない!と最初は思っていたが、上述したような、妄想利益を考えたり、お金のコントロールがつかない時点で間違いなくギャンブル依存症である。

この頃からもう取り返しの付かない状態になっていたんだと振り返って改めて実感している…。

 

結婚を控えている人、結婚後の家計が心配な人へ

パートナーへ正直に話しましょう。もしかしたら、話すことで離れていってしまうかもしれません。でも、あなたのクソみたいな人生にパートナーを巻き込んではいけません。話すことで一緒に解決策を考えてくれるかもしれません。正直に、話しましょう。いつかは絶対バレます。

 

FXをやろうとしてる人、やっている人へ

やめなさい。FXを副業でやってうまくいく人は本当に一握りです。「自分はその一握りに入れるし」と思っていますよね。そうかもしれませんが、そうじゃない可能性の方が圧倒的に高いです。今、FXをやっている人は、色々な手法を駆使して「勝率60%とれればいいんだ、60%なんて余裕だ」などとおもっているかもしれません。60%という数字を目指すのは確かに簡単そうに聞こえますし、目指せそうな気がします。けど、90%無理です。このままFXを続けると、後述するように自分と一緒の地獄生活へと堕ちていきます。今回のタイトルにも書きましたが、FXをやろうとしている人、やり始めた人達は、まだ「地獄への1歩」です。やり続ければまた1歩、また1歩と進んでいきます。

 

大事な人たちを守る気持ちがあるなら、今すぐFXから手を引いてください。

そして、FXがない生活を1週間だけでも過ごしてください。相場を見なくていい分時間に余裕ができます、スマホをずっと見ていなくてよくなるので充電のヘリも遅くなります、夜寝る前にポジションを保有したまま寝たときの朝いちばんの相場チェックの恐怖もなくなります。とにかく、未来はまだ変えることができます。

 

社会人3年目編、終わります。

 

このブログを読んでいる人の中に彼氏、彼女、配偶者がいるかた、是非このブログを紹介してください。別に相手がそんな借金癖がありそう、なさそう、抜きにしてこのブログを見せてもし今後FXの勧誘などあった際に断れるよう、準備させてあげてください。

 

どうか、このブログが一人でも多くの方の目に留まって、人生を好転させるきっかけになれればと思います。

 

 

 

~~~~追記、今の心情~~~~~~

 

今日も無事1日が終わった。最近夜がくると安心する

日中は家族から借金のことを色々追及されたり、冷たい視線/態度を痛感している

家族が寝た後、「ひとまず、また、1日が終わった」「今日はもう誰からも責められない」と安堵する。

太陽が昇ると、また、1日が始まる。朝いちばんの家族の表情、仕事が終わって家に帰った後の家族の表情を見るのがつらい。逃げたくなる、消えたくなるが、自分のせいである。頑張るしかない。

 

今日も7時から仕事だ、あと1時間、少しでも、寝ようと思います。

おやすみなさい。

④社会人2年目 ~見栄っ張りのデキる先輩気取り、奥さんとの出会い~

 

アクセス数はずっと一桁だったのに今日は10人がアクセスしてくれていました。

こんなただの自分語りにお付き合いいただいてありがとうございます。

周りに借金している人、お金に困っていて消費者金融に手を出そうとしている人などいる場合は是非この底辺人間のブログを紹介してください。

 

今回の記事は、彼女がいる、結婚も考えているけど貯金があまりない人、もしくは、借金がある人に是非読んでいただきたいです。

 

社会人2年目編です。

 

初めて仕事の後輩ができた僕。やはり、学生時代からの器用さ(八方美人さ)のおかげで、僕は上司からも後輩からも仕事ができる方の人間と評価されていた。

実際のところは、表面のみ取り繕っており、物事の本質は理解できていなかったと思う。仕事に関しても表面だけのぺらっぺらっだったなと自覚している。

ここでも学生時代からの見栄っぱりは変わらず、後輩を連れて飲みにいったり、よく奢ったりと、まさか借金がある人間とは思えない態度を取り続けていた。

 

また、いつ頃から記憶は曖昧だが、社会人2年目頃に学生時代から付き合っていた彼女と別れていた。

その分、女性の紹介などもあり交際費が増えた思い出がある。もちろん、``大手企業に勤めているイケてる自分``を演じるため、交際費はもろもろ僕が奢っていた。借金があるにも関わらず、である。

そんなこんなで借金に関しては相変わらずで、返しちゃ借りて返しちゃ借りて…の繰り返しであった。

 

この年の夏頃、今の奥さんと出会った。正式には出会ったのは社会人1年目の頃だったが、この頃はまだ「綺麗な人だなあ」と思うぐらいであった。というか、そもそも、その頃は学生時代の彼女がいたので、特に何も進展はなかった。

実際に事が進んだのが社会人2年目の夏だった。僕の部署で、同郷が集まって飲み会をしよう、という企画が立ち上がった。奥さんも同郷であり、かつ、共通の知人がいたこともあり、奥さんを誘う役は僕に任された。

 

結果、仕事の都合で奥さんはその飲み会に来れなかったのだが、これを機に、と僕から猛アプローチ。食事に誘い、交際に至った。

この奥さん、いくら大手企業勤めとはいえ、社会人1-2年目の自分がそこまでお金を持っていないことを理解してくれていた。また、奥さんもしっかりしたポストについており、自分と同程度の給料をもらっていたこともあり、基本的にデート代などはたまに僕が奢るぐらいのものだった。

この奥さんとの生活が楽しくてしょうがなかった僕。

もちろん借金のことは内緒にしたまま、色々旅行の計画をして一緒に思いでを作っていった。改めて言うが、「借金があるにも関わらず」である。

 

そして、交際半年頃たった頃。人事の関係で、僕が故郷に戻ることになった。

彼女も同郷の人間で、かつ、ちょうど会社を退職する予定にしていた。

その時の僕は、「運命だ」としか考えず結婚を申し込み、OKを貰った。

何度も言うが、「借金があるにも関わらず」だ。

 

普通の人間であれば、借金を返して、貯蓄をしてからプロポーズをすると考えるのであろう。だが、僕のような、そして、このブログを読んでほしい借金まみれになるような人たちの思考回路はそうはいかないのである。

「社会人3年目から給料あがるし、50万ぐらいの借金すぐ返せるし、タイミング的にも今が結婚のしどきだ!」と意味不明な思考回路だった。

 

もし、ドラえもんがいてタイムマシンがあったら、大学時代の自分に借金癖を直せ、と言いたいのはもちろんだが、奥さんにプロポーズする前に「まて、借金返して、せめて自分がしっかり自立してからにしろ、奥さんを不幸にするな、底辺の人生に人を巻き込むな」と強く、強く叱咤したい。

もしこの時、奥さんに借金が50万あることを正直に話していたら…

50万の完済までは、ひもじい生活なるけど、数か月できれいな体になるからその上でプロポーズさせてほしい、待っててほしいと言えていたら…

後悔はつきない、なぜ、こんな浅はかな行動をとったのか…こんな行動をとる時点で自分の異常性が怖くなる

 

こうして社会人2年目が終わる。

周りからすると、「仕事もできて、会社で一番きれいな奥さんを一緒に地元に帰る人」と言われ、いわゆる勝ち組、人生成功者にうつっていたであろう。

正直、自分もそうおもっていた。

借金があることはもちろん自覚していたが、「この勝組の俺にとってはこんな借金屁でもない」と考えていた。

 

今、彼女がいる人、結婚を考えている人に伝えたいです。

彼女と今を楽しむためにお金が必要だったりするでしょう。もしかしたら、そのために消費者金融借りたりしている人、借りようとしている人いるかもしれません。きっとそんな考えをもつ、僕のような精神異常者は少ないのでしょうが、その人たちにお伝えします。

 

今この瞬間を楽しむことで、一生という人生が地に堕ちます。しかも、自分だけならまだしも、相手も一緒に、です。

お願いです、借金をやめましょう。返済しおわりましょう。

今、少額でも借金がある人、仕事だったり人間関係だったり恋愛だったり…いろんな事情があると思いますが、すべてを差し置いて、借金を返すことに全身全霊をささげてみてください。きっと未来が明るくなります。

 

 

 

 

この1年の振り返りを書いていて、涙が出ました

なぜ、自分はこんなにダメな人間なのだろう

どうして、奥さんをこんなクソ人間の人生に巻き込んでしまったのだろう

せめて、一人で借金まみれになって野垂れ死ねばよかったのに

どうして、奥さんがこんなクソ人生に巻き込まれなければならなかったのだろう

自戒のために書いているブログですが、色々なことを細かく思い出していく度に、自分の人間力の低さ、というか、人間以下のゴミだ、ということが改めて実感されます

 

なぜ、自分は生まれてきたのだろう

なんのために、だれのために、生を授かったのだろう

これからの人生で、奥さんのために、家族のために、そして周りのほかの誰かのために、何かを成し遂げられたら少しは贖罪となるのだろうか…

正直、ブログを書く度につらい気持ち、後悔の念がとまらなくなりますが、戒めのため書き続けようと思います

 

自戒、社会人3年目編です

③社会人1年目 ~借金依存とどうにでもなるさ精神の極み~

スター機能?というのですかね。Youtubeのいいね!ボタンと同じようなものなのか、スターがいくつかついていました。これまた、ブログをかいて、だれかが見てくれているというだけでも少し寂しさが紛らわれます。

 

今回の記事は、社会人1年目-2年目の方、給料がしっかり入ってきた方におすすめしたい内容です。特に、学生時代から少額借金を抱えてきた背景がある方などは絶対に読み込んでほしいです。

 

 

 

前回の続きです。

8万円の借金を抱えたまま、いざ社会人に。

初任給は手取りで25万、正直人生イージーモードと考えていた。

 

まずは典型的な流れで、両親に初任給でのプレゼント。

そして、初任給で服を数着購入したり、家具を買ったりと散財…

借金返済にも一部回し、すぐに完済した。

 

こんなにあっけない話なんだと思った

「借金なんて働けばすぐ返せるじゃん、余裕すぎる」と感じていた

ここからはひたすら貯金して+の人生を送るぞ!と意気込んでいたあの頃の自分はとても輝いていたと思います。

 

働き始めて2-3か月程たったころ、給与口座にしているメガバンクから電話がありました。社会人とはいえ一年目、銀行からの電話におそるおそる出てみると…

 

「お客様は社会人1年目で手取りもよいですし、大手企業にお勤めですので、是非融資をさせていただきたいです、金利消費者金融なんかと比べて低いですよ、とりあえず50万の枠でご自由にお使いいただけます」とのこと。

 

この時、おそらく、普通の考えを持った人なら「今お金に困っていないので必要な時にまたお願いします」などと言うのであろう。

 

ところが、僕は「ははっ、とうとう銀行側からお金を貸さしてください、と言われる様な立場に俺はなったのだ、社会人になっても結局カースト制度の上位なんだ」と感じてしまったのである。

 

社会人1年目で少し都会に進出していて物珍しいものもたくさんあったり、社会人になった際に付き合っていた彼女がまだ学生だったことこともあり、いつもの「見栄張り」が爆発。「じゃあなんか使うかもしれないんで、とりあえず融資で」と。

 

今思えば、学生のころから借金癖がついていたことで、お金を借りることになんら抵抗がなかった。そもそも、「借金をする」こと自体が異常なのに、それが日常生活に組み込まれていたのである。

 

案の定、融資額の50万を使い、飲みに行ったり、彼女に奢ったり、買い物したり…

金利も今までの消費者金融と比べたら低いしなんて良心的なんだ」なんて思い生活していた。

銀行からしたら、かもがネギしょってきたなんてどころじゃない話であろうが、当時の自分はそんなことに全く気付けなかった…。むしろ、銀行が貸してくれること=社会的地位が高い、などと、とんでもない勘違いをしていたのである。

 

融資額いっぱいの50万を使いきっても、「まあ数か月働けばすぐ返せるじゃん」と余裕ぶっていた。毎月給料日の度に「んーでもまあ今月はまた飲みの予定あるしとりあえず最底返済額だけ返せばいいか」という状態であった。

 

そんなこんなで、50万の借金をちまちま返しては、ちょこちょこ旅行に行ったり遊びに行くたびにまた借りて…ということを繰り返し、気づいたら社会人1年目が終わっていた。

 

このブログを読んでいる人にお伝えします。

そもそも、住宅ローン、車のローン、奨学金など、生活の上で致し方ない借金はともかく、それ以外で何かしら借金している人、その人は、もう異常者です。

色々な理由があるかもしれませんが、普通はしない、する必要がない、借金する程困っているなら他を削ればどうにかなる、というのが一般的なのだと思います。

 

もう一度言います。

今、致し方ない理由以外で少額でも借金をしている人、あなたは「異常者」です。

ですが、額が少ないならまだましな異常者です。

僕のような人間の中の下の下まではいっていません。下の中ぐらいです。まだ間に合いいます。いますぐ借金を返すために生活を見直してください。

 

このメッセージが一人でも多くの方に伝わることを切に願います。

 

社会人1年目編、終わります。