⑥社会人4年目~5年目 ~第1子生誕、想像以上の出費~

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社会人4年目編です。

 

今回の話は、今から子供を授かる人達に是非読んでほしいです。

特に子供を授かる上で経済的に不安がある方は是非。

 

 

社会人4年目は前年度と同じ職場で手取りは50万程度のままであった。

相変わらず、FXでちゃくちゃくと借金を重ねていっていたが、どうにか取り返せないと、と気ばかり焦り、ネット情報で勉強したりしつづけていた。

 

まず、そもそもネットの情報で勝てるようになるなら世話ないのである。

無料でgoogleに落ちている内容を学んで、知った気になって投資して負けて…

典型的な負け組の行動だったと思い返される。

この記載は、決して有料のFX講座を受けるべきとか言っているわけではない。

有料であれ、無料であれ、いかに勉強しようと投資で成功できる人は限られるのは間違いない。にも拘わらず、無料のブログなどで勉強した気になって勝てるわけがないのである。

 

実生活においては、職場でのポストも確立されていき、周囲の信頼も得始めており、社会的には相変わらず成功者であった僕。とうとう第1子がこの年に生まれた。

元々子供が本当に大好きであったため、これは待望の一大イベントであった。

 

かわいくてかわいくてしょうがない第1子。

「この子の未来をつぶすわけにはいかない、FXはもうやめてまっとうに生きていこう!!」

 

 

「ここで一念発起だ!!!!」

 

 

 

 

 

 

とは、ならないのが、異常者の考えなのである。

「とうとう子供も生まれたし、いよいよ借金とかもうやめなきゃな。もう、甘い勝負は捨てて、コツコツコツコツ、FXで取り返していこう」と、異常者はそう考えてしまうのである。

 

そうはいっても、何かが急に変わるわけでもなく、負け続けた。

この年頃から、国内FXではなく、ハイレバレッジの海外FX業者を使うようになっていた。FXの知識があるかたはご存知かもしれないが、ハイレバレッジとは簡単にいうと、「ハイリスク、ハイリターン」のFXである。もちろん、素人が手を出すと、ハイリターンのみ得ることができるような代物でありさらに負け額は増えていった。

 

借金をしすぎて記憶がもはや曖昧だが、この頃たしかメガバンクから追加融資の連絡がきていたはずである。あちらからすると「こいつまあまあ高給取りの癖に毎回毎回融資額いっぱい使ってくれる超優良物件じゃん」といったところだろう。最初に僕に融資を提案してくれた人はボーナス増額されていてもおかしくないだろう。

 

融資額はうろ覚えだが200-300万あたりだったと思う。

この頃は、融資額が増えたことに優越感を覚えるというより「あ、よかった、これでまた生活できる、首の皮一枚つながった、ありがとうございます」という気持ちが強かった。当初は、「ははっ、融資させてあげよう」という気概だった僕も、さすがの弱気になってきていたのである。きっと、深層心理では「投資は向いていない、もう借金は返せない、無理だ」と自覚はしていたのかもしれない。しかし、投資以外に借金を返す方法が思いつかず、ずっと泥沼にはまっていたのである。

 

改めて言う。本来この状態になった時、``一般的な、最低限の常識をもった人間``であれば、「投資をやめて、コツコツ借金を返す」という選択肢を取ることができるのである。そうではなく、凝りもせず投資を続けていたのは、自分が借金をしていることをばれたくなかった、成功者の仮面を脱ぎたくなかったというのが一番なのであろう。FXをしたかったのか、と問われると、正直「No」だ。「怖い、また負けてしまう」という恐怖感が強かった。スマホのFXアプリで投資の結果を見るのが怖かった覚えがある。宝くじが当たって借金帳消しにできたら、投資やめられるのに…と毎日思っていた。

 

 

子供ができて、出費もとても増えた。ベビーグッズから始まり、記念日の写真館撮影、両家との食事会、などなど…。正直、お金に余裕が全くなかった自分としては、「安いベビーグッズでいいんじゃないかな…、写真館も大手じゃなくていいんじゃないかな…」とかなりけちっていた。最低の父親である。

また、我が家の第1子は夜泣きが激しく、妻も産後ということもありだいぶ精神的にも体力的にも参っていた。それが原因で衝突することも多々あった。今思えば、お金が切迫している状態がなければもっと器を大きく、妻のことを支えられたのではないかと思う。

 

 

 

お金の魔力はすごい。

人生、お金がすべてではない、死ぬこと以外かすり傷。確かにそうだろう。だが、お金がある、ない、ということは心の余裕に直でつながることも、僕は身をもって経験した。

今、借金がある人、とても毎日が曇天の様だと思います。今ならまだ間に合います。

ここで、今借金の原因となっているものから手を引いて、毎日、少しずつ返済していってください。道のりは長いかもしれませんが、少しずつ少しずつ日が照ってくると思います。

 

逆に、今のまま進むと、曇天どころではなくなります。地獄に堕ちます。今は曇天であれ、天が見えているだけいいのかもしれません。僕は今地獄の底の暗闇しか見えません。借金を返していく上で、家族に打ち明けたりしなくてはいけない人もいるかもしれません。恥ずかしい、怒られる、嫌だ、そんな気持ちがあるのは百も承知です。

ですが、今ならまだ間に合いましょう。地獄に落ちる前に家族に話して、解決策を得てください。勇気が必要ですが、僕は、心の底から応援しています。

 

 

社会人4-5年目、終わります。