今回もまた、★をいくつかつけていただけました。
ありがとうございます。
社会人3年目編です。
今回の記事は、結婚式を控えてお金に困っている人、結婚生活を送る上で家計に不安がある人、そして、今FXをやろうとしている、やっている人に是非読んでほしい内容です。
社会人3年目、この年から地元に戻っての仕事となった。
ひとつ前のブログで書いていた通り、この年から奥さんと一緒に同棲を始めた。
結婚式や入籍については自分の仕事が落ち着いてからぼちぼち進めよう、という話になった。
正直、ホッとしていた。少し時間の猶予ができたら、その間に借金を返そう、もう流石に家庭を持つのだから改心せねば、と思っていた。
3年目からはいよいよ現場で独り立ちする様なことも増えてきて、仕事は激務だった。
働き方改革が始まる前だったということもあるが、朝6時に出勤、25時に帰宅、また朝6時に出勤、ということもよくあった。
ただ、思っていた程給料は上がらず、結婚式までに借金を返せるか、貯金を作れるか心配になっていた。
この頃の月の給料が手取りで40-50万、家賃・光熱費・携帯代・食費などの一般的な生活費で20万程支払っていたので、普通に生活していれば月々20万は貯められる計算だ。
20万×12か月で240万。これだけあれば借金返済はもちろんできるし、結婚資金にも少しはなる、イケるぞ!と思っていた。
しかし、結婚前である。
もちろん、結婚指輪や婚約指輪、顔合わせの費用だったり色々と入用の時期である。
指輪については、Totalで120万程必要だった。見栄っぱりの僕はハイブランドの指輪を買うことになんら疑いも持っていなかったが、いかんせんお金がたまっていないのである。
さて、どうしようかと思っていた頃、再度メガバンクから連絡があり、「手取りも増えていますし、融資枠を50→100万に枠を増やせますが、是非使ってもらえませんか?」とのことであった。
まさに、最高のタイミングだと思った。「融資枠」というと耳障りも悪くないかもしれないが、要は「借金額」である。ここで「融資」という言葉を使うのも、もしかしたら僕のような人間を捕まえるための手法なのかもしれない。
そうはいっても見栄もある。「まあ、なんかで使うかもだし、一応枠増やしといてください」というような返答をした覚えがある。そう返答しながら、増枠されたらすぐ借りていた。まさに、カモ葱である。
そして、それでも指輪購入資金には足りず、色々考えていた結果、クレジットカードのリボ払いに着目する。リボ払いが悪だということは認識していた。ただ「どうせこれからどんどん年収あがってお金は余ってくんだから、今この若いときの生活をキラキラさせるための借金は効率的だ」と自分に言い聞かせていた。
このブログを読んでいる数人の人からしたら、まったく理解不能な思考回路だと思う。
ただ、僕という人間はそういう思考をする人間なのである。異常者なのである。
無事(?)リボとメガバンクからの借金で資金調達をした僕は指輪の購入もすませ、顔合わせも済ませ、入籍を果たした。
義理の両親も「大手に勤めている彼なら安心だ」と言ってくれた。その言葉もまた、僕の見栄を満たしてくれた。
入籍後、仕事が忙しすぎるので結婚式は来年ぐらいにしようか、という話になった。期間としては大体9か月後程度であった。式場の見学にも何個か行き、無事に式場を決めたが前金が50万必要と言われた。妻の手前、ブライダルカウンセラーの方の手前、「あーいいよ、俺払っとくから」とまた見栄張りの発言。もちろん、リボで払った…。
そんなこんなで、お金が入用な状況をリボと借金でごまかしながら生活。「大丈夫、自分は大手企業勤めなんだ」、「毎年昇給するんだ」、「自分は成功者なんだから」と言い聞かせながらも、この頃から少しずつ「まずいな」という気持ちも出てきていた。
この「焦り」に対して、本来なら「妻に正直に話す」というのが正しい選択肢だったが、プライドが許してくれない。僕は、ネットで調べてFXに手を出すことにした。
ここからは典型的な人生墜落の流れである。FX開始に際し、まずは勉強をした。もともと学習成績はよく、進学校にも行っていた自分。「自分が勉強すれば、少なくとも大負けはしないだろう」とたかを括っていた。
よくある話だが、ビギナーズラックで最初の数か月で+10万となった。正直、余裕だと思った。「やっぱり自分は人生成功者」なんだと思った。案の定その後は負けが込む。当初は1回のエントリーで1000円、2000円と勝ったり負けたりしていたが、だんだん負けが込むと取り返そうという気持ちが出てきて4000円、5000円、そのうち数万の単位で勝ち負けを繰り返すようになった。
このブログを読んでいる方は上記の記載に見覚えがあるだろう。そう、パチンコ・スロットをしていた時と同じ考えなのだ。自分の使っていたFX会社では利益が出ていると青文字、損失が出ていると赤文字が出る仕様となっていた。この頃はスマホを開いちゃ、FXサイト確認、文字の色見て一喜一憂していた。赤文字に対して恐怖心というかトラウマというのもあった覚えがある。仕事で赤文字があると、「ドキッ」としていた覚えがある。
正直、FXを開始して数か月で負債が膨らみ、もうやめたいと思っていた。向いていない、今までよりどんどんすごいスピードでお金が減っていくことに恐怖を覚えた。しかし、今ある借金を返さねば、そのためには普通にはたらいでも最早間に合わない、このままじゃ妻にばれてしまう、そんなの嫌だ…。
自分を、自分の見栄を守るため、必死だった。「絶対取り返す」「この手法ならいける」「このやり方なら期待値は+だから理論上絶対勝てる」と訳の分からない根拠でFXを続けていた。
この頃から、よく「1日5000円勝つエントリーをしよう」「ってことは5000円×5日(FXは平日のみしか基本的にはできない)で1週間で25000円、1か月で10万円、年間120万たまる、しかも利益がでれば掛け金増やせるから…ってことは来年は年間240万いけるな」などと妄想FX勝利計算をよくしていた。第三者からしたら、あほの極み、であろう。だがしかし、こういった考えを持ってる人は多い気がする。根拠のない自信、根拠のない勝ち予想、根拠のない利益予想、それに酔いしれるのである。
正直、この頃からリボの残額がいくらなのか、借金の残額がいくらなのか、あまり把握できなくなっていた。それもまた病気である。
僕は今現在、ギャンブル依存症と診断され、治療を受けている。
決してギャンブルがしたいわけではなく、借金返済のための手段でFXというギャンブル性が高いものに手をだしていたのだから、厳密にはギャンブル依存症ではない!と最初は思っていたが、上述したような、妄想利益を考えたり、お金のコントロールがつかない時点で間違いなくギャンブル依存症である。
この頃からもう取り返しの付かない状態になっていたんだと振り返って改めて実感している…。
結婚を控えている人、結婚後の家計が心配な人へ
パートナーへ正直に話しましょう。もしかしたら、話すことで離れていってしまうかもしれません。でも、あなたのクソみたいな人生にパートナーを巻き込んではいけません。話すことで一緒に解決策を考えてくれるかもしれません。正直に、話しましょう。いつかは絶対バレます。
FXをやろうとしてる人、やっている人へ
やめなさい。FXを副業でやってうまくいく人は本当に一握りです。「自分はその一握りに入れるし」と思っていますよね。そうかもしれませんが、そうじゃない可能性の方が圧倒的に高いです。今、FXをやっている人は、色々な手法を駆使して「勝率60%とれればいいんだ、60%なんて余裕だ」などとおもっているかもしれません。60%という数字を目指すのは確かに簡単そうに聞こえますし、目指せそうな気がします。けど、90%無理です。このままFXを続けると、後述するように自分と一緒の地獄生活へと堕ちていきます。今回のタイトルにも書きましたが、FXをやろうとしている人、やり始めた人達は、まだ「地獄への1歩」です。やり続ければまた1歩、また1歩と進んでいきます。
大事な人たちを守る気持ちがあるなら、今すぐFXから手を引いてください。
そして、FXがない生活を1週間だけでも過ごしてください。相場を見なくていい分時間に余裕ができます、スマホをずっと見ていなくてよくなるので充電のヘリも遅くなります、夜寝る前にポジションを保有したまま寝たときの朝いちばんの相場チェックの恐怖もなくなります。とにかく、未来はまだ変えることができます。
社会人3年目編、終わります。
このブログを読んでいる人の中に彼氏、彼女、配偶者がいるかた、是非このブログを紹介してください。別に相手がそんな借金癖がありそう、なさそう、抜きにしてこのブログを見せてもし今後FXの勧誘などあった際に断れるよう、準備させてあげてください。
どうか、このブログが一人でも多くの方の目に留まって、人生を好転させるきっかけになれればと思います。
~~~~追記、今の心情~~~~~~
今日も無事1日が終わった。最近夜がくると安心する
日中は家族から借金のことを色々追及されたり、冷たい視線/態度を痛感している
家族が寝た後、「ひとまず、また、1日が終わった」「今日はもう誰からも責められない」と安堵する。
太陽が昇ると、また、1日が始まる。朝いちばんの家族の表情、仕事が終わって家に帰った後の家族の表情を見るのがつらい。逃げたくなる、消えたくなるが、自分のせいである。頑張るしかない。
今日も7時から仕事だ、あと1時間、少しでも、寝ようと思います。
おやすみなさい。